当園のブルーベリーは主に農協に出荷し、大都市の青果市場で卸売りされています。
農園で育てているブルーベリーの品種は、1本だけというのも含めると30種類に上っています。
ここでは色々な品種について説明します。
主に次の2種類を栽培しています。味などのコメントは個人としてのものです。私たちが直売しているのはほとんどユーリカで、時々他の品種と食べ比べができるパックで売るときもあります。

<ユーリカ>
サザンハイブッシュ系、近年オーストラリアで開発されました。オープスの主力品種です。シーズンに先駆けて収穫できる極早生品種で、非常に大粒の実が成ります。実が固く、味・風味も爽やかです。花も大きく、枝葉もすごい勢いで育ちます。

ユーリカ

<OPI>
サザンハイブッシュ系、近年オーストラリアで開発されました。オープスではユーリカの9分の1くらいの本数だけ栽培しています。ユーリカと同じくらいの極早生なので、受粉用の役割もあります。ユーリカに比べると粒の大きさは普通の大粒です。真っすぐ上に伸びてくれて、沢山実を付けてくれるので育てやすいです。

OPI 熟した様子の写真も撮らなくちゃ・・・

※ブルーベリーの品種は数多いのですが、大きく3つの系列があり、ノーザンハイブッシュ系、ラビットアイ系、そしてノーザンハイブッシュから新たに作られたサザンハイブッシュです。サザンはノーザンよりも暑さに強く、成長が早めだそうです。ラビットアイは樹勢が強く育てやすいそうです。

上記の他、少本数次のような品種も栽培しています。当農園ではほとんどサザンハイブッシュ系です。下の方に写真ギャラリーを置きます。

<ニューハノーバー>
やや晩成の米国品種ですが、味・風味が素晴らしいです。サイズも大きめ。2022年秋に苗を増やしました。
<スージーブルー>
大粒で実がたくさん取れる優秀な品種です。2022年秋に苗を増やしました。
<トワイライト>
大粒で実がたくさん取れる優秀な品種です。2022年秋に苗を増やしました。
<スノーチェイサー>
かなり早生で、雪を追うように開花し、結実するという名前がオシャレ。そして味がとっても濃厚で昔食べたブルーベリー味のチューインガムのような強い風味です。2022年秋に苗を増やしました。
<ピンクレモネード>
ハイブッシュでもラビットアイでもない、ハイブリッド系。晩成で、熟したときにピンク色という「映える」品種。味も爽やかでカワイイやつです。
<エメラルド>
枝のいたるところに実が付く、不思議な成り方をするらしいです。2022年秋に苗を入れました。
<ハナンズチョイス>
ノーザンハイブッシュ系で評価が高いので、2022年秋に苗を増やしてみました。
<ノーマン>
大粒でたくさん成る、酸味が強めな気がします。2022年秋に苗を増やしました。
<クレイワー>
ラビットアイ系 ジョージア大学開発 結構新しい品種です。
<ファーシング>
フロリダ大学開発 遅めで大粒、実は固く、沢山とれるらしいので、入れてみました。
<ケストラル>
フロリダ大学開発 早めで大粒で固いらしいので、入れてみました。
<フリッカー>
フロリダ大学開発 早めで大粒で固いらしいので、入れてみました。
<プリマドンナ>
涙滴型の実の形が可愛いです。
<ミレニア>
非常に大粒で酸味が際立ち爽やかです。
<タイタン>
樹勢も強く、非常に大粒の実がたくさん取れます。味は独特で個人的に「スモーキー」な大人の味という感じです。
<フロリダローズ>
ラビットアイ系でピンク色に仕上がる品種で数本入れてみました。

<その他>
メドウラーク、オクラッカニー、スパータングロー、アラパハ、シャープブルー、エリザベス、Bダップリン、ブルーリッジ、Bオニール、Bボニタブルー、モンゴメリー、ケープフェアー、ジョージアジェムなど、園芸店で買えるような品種も少しずつ色々育てています。

ブルーベリー以外では、遊びの範疇ですが、
ブルーベリーの原種と言われる超小粒なビルベリー、クランベリー、パッションフルーツ

ピンクレモネード
枝の先にたくさん着くニューハノーバー
実の形が縦に長いプリマドンナ
スージーブルー
メドーラーク